開発環境について
Visual Studio 2008 Professional Edition with MSDN Professional Subscription
キャンペーンにつられて、"Visual Studio 2008 Professional Edition with MSDN Professional Subscription (Amazon.co.jp購入者対象:その場で10,000円割引き)"を購入した。実売12.5万はパッケージ版では最安値だと思う。
1年間のSubscriptionの期間中に Windows7 と Visual Studio 2010 が出るので、今後数年間の開発ベースを確保できることを考えれば、費用的には十分見合う。ただ決して安い買い物ではないので、その他の出費を抑えることになると思う。具体的にはMacBook(Late2008)はこのまま3年間使い、iPod touchも買い換えない。
Windows 7
製品には、VisualStudio2008 ProのDVDと、Windows Vista Ultimate,Windows Server2003R2 Std,SQL Server2005 Dev が入ったDVDの2枚が入っている。オンラインで登録し、Subscription Downloadが利用できるようになるのを待って、さっそくWindows 7のRTMをダウンロードした。
MacBook(Late2008)の160GBでは心もとないので、まず320GBのHDD(HTS545032B9A300)に換装した。トルクスドライバT6が必要なので、こちらは秋葉原の駅前の工具店街で購入。(T6は他に使い道がなくてもったいない。)
Mac OS X10.5のDVDからクリーンインストールし、BootCampアシスタントでWindowsのパーティションを切る。Mac OS Xに96GB割り当て、残りはすべてWindowsに割り当てる。
Windows7の導入は非常に簡単で、注意点は途中でNTFSでフォーマットする必要があるくらい。
問題はMac OS Xに付属のDVDのBootCamp2.1がWindows7では起動しないこと。ネットで調べると、.msi の編集ソフトでBootCampのインストーラを編集すればいいらしい。
- msi編集ソフトをダウンロード、インストールする。ここでは「Orca」を使用。
- OSXのCDよりBoot CampフォルダをHDDにコピー
- Orcaを起動し、「Boot Camp > Drivers > Apple」の「BootCamp」を読み込む。「LaunchCondition」テーブルを削除して上書き保存。
- 「コントロールパネル > Action Center > ユーザーアカウント制御の設定」からUAC(ユーザーアカウント制御)を無効(通知しない)に設定する。
- 「Boot Camp」フォルダの「setup」を起動し、インストール。
首尾よくBootCampのインストールに成功した。Windows 7 については、Vistaよりあらゆる面で改良されており、動作も軽い印象だ。
何よりありがたいのは、Windows XPモードの存在だ。実はVistaではeMbedded Visual Tools3.0やeMbedded Visual C++ 4.0は使用できなかったが、Windows XPモードだとまったく問題なく利用できる。
Windows XPモードはVirtualPCなので、速度は若干遅いのはしかたない。初期状態では仮想マシンのメモリ容量が256MBだが、512MBに増やすと、かなり改善された。Windows XPモードからは、Windows7のディスクはネットワークディスクとして見える。もちろんDVDドライブやUSBメモリも使用できる。ドラッグドロップでファイルを移せないのだけはちょっと残念。
ちょっと気になるのは、Mac OS X で使用する場合と比べて、バッテリの持続時間があきらかに短いことだ。(もっとも、これはVistaのときからそうだったので、Vistaに比べて悪くなったわけではない。)