SII DAYFILER DF-X9001
遅ればせながら、電子辞書から撤退したセイコーのDF-X9001をAmazonで購入した。新品で約4.3万。たぶん最安値をつけたときより1万以上高いと思うが、情弱なので仕方ない。世界大百科や日国の載ったX10001ならなお良かったが、もうどこにも在庫がなく、新品では入手できない。
本当は電子辞書としては、リチウムイオン電池と乾電池の使えるSR-Gシリーズのほうが完成度が高いと思う。Amazonのタイムセールでも出ていたらしいので、惜しいことをした。
DAYFILERがAndroidで動いていることは知っていたが、アプリの追加が自由にできるということを最近まで知らなかった。EBPocketもほとんど2年前から動作確認がされていたらしい。知らぬは作者ばかりなり。動作確認も兼ねて、最後の在庫を入手しておこうと思った次第。
結果はEBPocketも読書尚友もあっさり動いてびっくり。
Android File Transferでapkファイルを転送し、DAYFILERのファイラーで実行するだけでインストールできる。
インストールしたアプリはランチャーに現れる。
EBPocket の画面。
全画面表示。
読書尚友の本棚。
本文表示。
高い買い物だったが、キーボード付Android4.0というのは、貴重なマシンだ。キーボード付のAndroidとしてはIS01があったが、OSのバージョンアップが行われず1.6止まりだった。
DF-X9001はコンテンツも強力なので、できるだけ長く使うつもり。懸念事項はやはりバッテリーが自分で交換できないこと。
EBPocketのDAYFILER対応について
EBPocketをDAYFILERで使ってみて、キーボード付端末で使いにくいところがいくつかあったので、バージョンアップを予定している。Bluetoothキーボードでも恩恵が受けられると思う。
具体的には、「設定」→「キーボードを使う」を選択したときの動作が若干変わる。
- 矢印キー↑↓の移動で項目の選択と分割画面に表示(従来から可能)
- 項目リストで決定(Enter)キーで全画面表示(追加機能)
- 全画面表示から戻る(Back)キーで復帰(追加機能)
- 項目リストでDELキーを押すとカーソルを検索語の末尾に移動(追加機能)
これでDAYFILERの辞書とよく似た操作感になるはず。(もちろん内蔵辞書との串刺し検索はできないが)
PASORAMAについて
PCから内蔵辞書を検索できるPASORAMAも期待していたが、Windows 7 64bit版のドライバーが提供されていて問題なく使用できた。
だが、メニューバーが画面全体の1/3を占めるUIがいただけない。昔のシンプルなデザインのPASORAMAが使いたいのだが。ミニウインドーにするとシンプルな画面になるが、この場合は単独の辞書しか使えず、串刺し検索ができないのが中途半端だ。