xdoc2txtの内部Unicode対応を淡々と進めているが、意外に順調で、一太郎やOffice文書の対応までは終了した。最後に大物のPDFが残っているが、2週間ぐらい作業すればなんとかなりそうだ。
xdoc2txtは作者の初期の想定以上に広範囲に使われているので、正式リリースまでには検証期間を十分に設けるつもりである。Windows版は年内に正式版をリリース、他OS版のxdoc2txtとNew KWIC Finderは来年になる模様。
この業界は本当に進化が速くて、数年まではGoogle DesktopやWindows Desktop Searchなど、デスクトップサーチが花盛りだったが、現在では話題に上ることがなくなり、Google Desktopも消滅してしまった。その要因として、1)クラウドストレージの急速な普及 2)ローカル検索のOSへの統合、等がある。しかしながら、個人向けデスクトップ検索のニーズはなくならないと思っている。その理由として、1)クラウドサービスに個人情報を保存することへの潜在的な不安、 2)OSに統合された検索機能が実際は使いにくい、という点が上げられる。
ただ、単純にKWIC FinderのUIを今日風にするだけではリニューアルの価値はないので、クラウド横断検索のような機能が必要かもしれない。もう少しコンセプトを煮詰める時間を持ちたい。
