Mobile&EmbeddedDevCon2006(5/31目黒雅叙園)に参加してきました。
個人的に興味のあった、WindowsCE6.0の新機能、Windows Mobile Phone EditionやSmartPhone Editionのアプリケーション認証の詳しい話が聞けたのが収穫。
WindowsCE6.0Platform Builder plug-inのハンズオンセミナーも受けられました。エンドユーザ用アプリの開発ではPlatform Builderはあまり使わないのでいい経験。
WindowsCE6.0の改良点
Windows Mobileのセキュリティについて
http://www.microsoft.com/japan/msdn/pocketpc/general/wmsecurity.aspx
- PocketPC phone editionとSmartPhoneはセキュリティが強化されており、アプリケーションに証明書をつける必要がある。
- Mobile2Market(M2M)証明書でアプリケーションに署名すると、世界中のほとんどのCEデバイスで認証される。
- M2M署名を得る手続きはとても煩雑!
- だが全てのアプリケーションが署名を行う必要はない。未署名のアプリケーションは、通常は起動時にプロンプトが表示されて実行許可を行えば実行できる。
- ただしSmartPhoneによっては、未署名のアプリケーションを実行できない製品が存在する。(例:Nextel i930、Orange(UK)、SKT(韓国))
なお、海外のSmartPhoneでEBPocketを使いたいという質問が過去に掲示板であったので、Microsoft説明員に「海外SmartPhoneで日本語PocketPCのソフトウェアは動くのか。SmartPhoneの日本語化は可能か」と質問したところ、「基本的にWindows Mobile Phone Editionを日本語化するのと方法は同じだろう、ただしMicrosoftとして動作を保証するものではない」という回答。日本語化に成功し、かつ認証しばりがない機種なら、動く可能性ありということか。
番外:WMDCOM Off-line Meeting
配布物
- WindowsCE5.0評価キット(Platform Builder、eVC++4.0)
- Windows Mobile5.0 Developer Resource kit(Visual Studio2005 pro 90日評価版,SDK,エミュレータイメージ,Active Sync4.0, .NET CF2.0,SQL Server CE and SQL Server 2005 Mobile Edition, Developper Resources)
- Windows CE6beta(Visual Studio2005 pro 180日評価版,WindowsCE6beta with Platform Builder Plug-in)
重要な注意:CE5.0とCE6.0は共存できない。Visual Studio2005にCE6.0を入れると、CE5.0SDKは使用できなくなる。