VisualStudio2008
Visual Studio 2008 はProfessional以上でないとモバイル開発ができなくなったらしい。
もともと、WindowsCE/PocketPC時代は無料の開発ツールeMbeddedVisualC++ 3.0/4.0が提供されていたが、WindowsMobile5.0から Visual Studio 2005 Standard Edition 以上が必要になり、開発環境が有償になった。それでもVS2005Stdアップグレード版なら2万円ぐらいなので、個人の開発者でもまだ許容できる範囲だった。VS2005Stdでモバイル開発に入門した人も多かったはずだ。ところがVS2008 Proはアップグレード版でも6万円する。ProではOffice アプリケーション開発が追加されているのでお得ですよということかもしれないが、Mobile開発が目的の人には不要な機能である。
これでWindowsMobileの魅力的なフリーソフトやシェアウェアが減らないか少し心配である。開発者の裾野を広げることは、WindowsMobileの普及に役立つと思うのだが。
VS2008の製品については、MFCの実質的なバージョンアップには魅力を感じるし、C#で開発している人にはバージョンアップの価値はあるだろう。だが、VS2008ではWindows98用のプログラムが作れないなど、過去互換性が切られている部分がある。
結局、Visual Studio 2008の購入は見送ることにする。