ここ数年、かつて2000年代に作成したアプリの書き換えを進めており、EBWin4に続いて昨年はEBStudio2をリリースした。残る大物アプリがファイル検索ソフトのKWIC Finderである。
KWIC Finder
KWIC Finderは基本的にファイルブラウザ+GREP検索+KWIC索引のアプリで、OfficeやPDF文書をプラグインなしで検索できることから長く利用されてきた。だが近年Windowsの利用環境の変化により、不便に感じることが多くなってきた。作者が考える致命的な問題点は次の2つである:
KWIC Finderからテキスト抽出フィルタの機能を独立させたxdoc2txt については、すでにUnicode対応を行ったver2.0をリリースしている。いよいよ本体のKWIC Finderに手をつけようかと考えている。
KWIC FinderのソースはVisual C++6.0なので、現在のVisual Studio では再コンパイルも難しく、C#で全面的に書き直すこととしたい。
KWIC Finderリニューアルの目標:
- KWIC Finderの基本的な機能は踏襲する
- 内部Unicode対応
- 64bit版のサポート
- ネットワークファイル対応の強化
- Office文書やPDFはxdoc2txtを使用して抽出する。テキストファイルはネイティブ対応。
- 高DPI対応
- Hyper Estraierによる全文検索
ePub対応
現在のKWIC Fiderから削除する機能:
- susieプラグイン対応は削除。代表的な画像フォーマットはネイティブ対応する。
- Google Desktop等、現在は使われなくなった機能の削除。
開発を始めた証拠に、最初のスクリーンショットを掲載しておこう。最終的なUIはかなり変わると思う。
期間は半年から1年ぐらいを考えているが、自分で満足のいくものができたタイミングでリリースしたい。