hishidaの開発blog

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ios-sim

Xcodeに付属するiPhoneシミュレータは便利なものだが、シミュレータにiPhoneアプリを転送するには、Xcode環境で必ずソースからコンパイルしなければならない。
と、長い間思っていたのだが、ios-simというツールを使うと、コマンドラインから直接アプリをシミュレータで実行できることがわかった。これでテストを効率化したり、Adhoc配布以外の方法で、(Macを持っている)第三者にテストを依頼することもできる。

ios-simの導入

ios-sim のソースの場所:

https://github.com/pegli/ios-sim

ios-sim のソースの取得

$ git clone git://github.com/pegli/ios-sim.git

コンパイルとインストール(※ルートユーザで行う必要あり)

$ su
$ rake install prefix=/usr/local/

ios-sim の使い方

ヘルプを表示

$ ios-sim --help

インストールされているsdkの一覧

$ ios-sim showsdks

アプリケーションを起動

$ ios-sim launch MyApp.app

SDKバージョンを指定して起動

$ ios-sim launch MyApp.app --sdk 5.0
$ ios-sim launch MyApp.app --sdk 6.0

レティナディスプレイ

$ ios-sim launch MyApp.app --sdk 6.0 --retina

iPhone5の縦長レティナディスプレイ

$ ios-sim launch MyApp.app --sdk 6.0 --retina --tall

iPadで起動

$ ios-sim launch MyApp.app --sdk 6.0 --family ipad

なお、ここで実行するappファイルは、シミュレータ用にビルドしたものを使う。