読書尚友 for iOS のリリースから早いもので1年が過ぎた。開発予定の機能で残っていた、「ePub対応」と「テキスト読み上げ」の実装がやっと終わったのでリリースした。
ePub対応は、Android版の機能をほぼJavaからSwiftに移植しただけなので、表現力はほぼ同等である。iOSでePubを読むなら定番のブックアプリがあるので、対応の必要はあまりないと思っていたが、ブックにePubを転送するのは割と面倒に感じる。ローカルのePubを日本語縦書きビューアで気軽に読む用途には、使えるのではないだろうか。
テキスト読み上げは、AVSpeechSynthesizer を利用した。Androidに比べると、ずっと簡単に実装できた。バックグラウンドでの再生にも対応しているので、通勤中に耳で読書するような用途にも使えると思う。ただ、肝心のテキスト読み上げのエンジンがAndroidの方が優秀で、iOSだとけっこう不自然な読み方をされてしまう。ちなみに読み上げエンジンはデフォルト(Kyokoというらしい)のほかに、Siriの音声も選択でき、Siriのほうが少し滑らかなようだ。