Amazonにも同書が掲載されたので、戯れに自分の名前をクリックしてみると、同姓同名の別人がヒットすることに気づいた。社会心理学関係の本を出している同名の教授の方は、私ではありません。
実は最後のほうにヒットするPSE(Portable Screen Editor)は私の著作物だが、黒歴史なので今まで言わなかった。これはDOS時代のスクリーンエディタで、もともと「PC World Japan」という雑誌に掲載され、1987年に発売されたが、数ヵ月後にいきなり倒産して発売中止になった。債務整理を行ったある出版社から数年後に再販することになったが、すでに時代はWindowsに移っていたため、全く売れなかった。出版社の意向で書籍として販売されたためにISBNコードがついており、Amazonのデータベースにも載っているというわけ。
なお、PC World Japanからは、当時EZ Editorというエディタが併売されており、これはその後ビレッジセンターからVZ Editorという後継版が出て大ヒットになった。ビレッジセンターからは、その後ずっと時代が下ってサーチクロスというデスクトップ検索ソフトが出て、私のKWIC Finderと同ジャンルで競合し、しかもxdoc2txt(KWIC Finderの一部)をフィルタとして呼び出し可能になっているという、何だかよくわからない縁がある。
なお、「PC World Japan」の編集長W氏は、その後「PC WAVE」というユニークな雑誌の編集長をされたが、こちらも倒産して失踪したらしい（ラッセル社出版、業務を停止。PC WAVE廃刊へ）。「廃人」という言葉を生み出した懐かしい雑誌だ。PC World Japanのときに一度だけお会いしたことがあって、年賀状ももらったことがある。今はどうされているのだろうか....
