hishidaの開発blog

EBシリーズ(EBPocket,EBWin,EBMac,EBStudio),KWIC Finder,xdoc2txt,読書尚友の開発者ブログ

MacBook(13.3"・2.0GHz・160GB HDD)

メインのPCをMacBook(13.3"・2.0GHz・160GB HDD)に乗り換えた。
ご存じのように現在のMac OS XにはBoot Campが標準で搭載されており、Windows XP SP2またはVistaをインストールして切り替えることができる。また、Xcodeという開発環境が標準でバンドルされており、追加投資なしでMac用のソフトウェアが開発できる。iPhone SDKを入れれば、iPhone/iPod touch 用のアプリケーションも作成でき、シミュレータ上で動かすことができる。(ただし実機にダウンロードしたり、AppStoreで販売するにはさらにいろいろある)
これまで使っていたMebius PC-MW70Jはどこといって難のないよい機種だったが、Vistaを動かそうと思うと非力なのと、毎日持ち歩いていてそろそろ動作不良を起こしかけていたので、買い換えを考える時期だった。そこへEBPocket掲示板でiPhone対応の要望があり、開発にチャレンジしてみることにした。
WindowsMobile版のEBPocketはこれ以上大幅な機能拡張は望めないし、次にはiPhoneAndroid対応が妥当だろう。Androidが日本で出るにはまだ時間があるし、すでに市場が立ち上がっているiPhone対応が先だろう。

機体について

  • 外箱は非常に小さい。箱の内部のデザインもAppleらしいこだわりがある。
  • デザインはいいけど2Kgはやはり毎日持ち歩くには重い。そのうち日常用にネットブックを追加で買いそうな予感。ハードディスクの交換やメモリ増設が自分でできるようになっているのはAplleにしては良心的だ。
  • そうそう、Apple Careは今回は入らなかった。1年以内なら入れるので、先延ばしした。

Boot Camp

  • BootcampでWindows Vistaを導入。Boot Campアシスタントを起動するとバーティションサイズを聞いてくる。初期値はWindowsに32GBだが、MacWindowsで等分(80GB+80GB)とする。
  • インストールするWindowsのメディアは、XP SP2かVistaでなければならない。実験的に、手持ちのWindows XP SP1のディスク(MSDNのもの)でやってみたが、インストールでつまづいた。インストール自体はできるが、その後BootCampの追加ドライバが入らない。SP1のメディアにSP2をあててSP2のインストールディスクを作ることもできるようだが、時間がないのと、アクティベーションが通るかどうか不明なので、この時点であきらめ。Mebius用に買ったDSP版のVistaを入れ直す。今度はあっさりインストール成功、BootCampの追加ドライバも問題なく導入できた。アクティベーションも通った(Mebiusに一度入れているので電話認証になると思ったのだが...)。
  • 利用する段になると、いろいろ使いにくいことが多い。まずApple内蔵キーボードに起因する問題で、スクリーンダンプがとれない。また半角/全角がないのでIMEのOn/Offが面倒。これはkbdAppleというフリーソフトを入れることで両方とも解決した。command+spaceでATOK2007のOn/Offができるようになった。
  • 次に、トラックパッドがどうも使いにくい。二本指+クリックで右ボタンシミュレートのはずだが、どうしてもうまくできない。しかたないのでトラックパッドはあきらめ、携帯用の小型のマウスを買った。
  • 起動してしまえば、さすがに十分な速さ。Vistaのエクスペリエンスインデックスで5.0。メモリも2GBなのでさくさくVistaが動く。

Xcode

  • Mac OSインストールCDから追加インストールする必要がある。AppleのサイトにあるObjective-Cチュートリアルを一つやって、Xcodeの使い方とInterface Builderの使い方を勉強した。iPhoneSDKも使ってみた。シミュレータはなかなかよくできている。

Objective-C++

  • 実はXcodeObjective-Cは、Objective-C++であり、C++のクラスを混ぜることができるらしい。うまくすれば、EBPocketのクラスを少し改造すればUI以外の部分は結構流用できるのではないかと思っている。